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最大、最強、最高の「にをいがけ」

  • watase1896
  • 2020年9月3日
  • 読了時間: 2分

 天理教では、布教活動を「にをいがけ」と教えられます。良い匂いをかけて、それを嗅いで頂くということです。

「布教」と言うと、信者を増やす活動ですが、「匂いがけ」となると少し意味合いが違うように思います。ここに教祖の深い親心が込められていると思います。


 コーヒー屋さんの前を通ると、プーンと何ともいえない良い香りが漂っています。「これこそにをいがけだなぁ。」といつも思うのです。良い香りを周囲に発散して、思わず人がそれを求めて嗅ぎに来るような、良い香りを出すのが一番の布教活動だと思うのです。

 良い匂いを出すには、やはり自らの心を磨いていく努力が必要です。そのためには、とにかく常におたすけの心で動かせて頂くことです。しかし、一朝一夕にはいきません。頭で分かっていても、なかなか動けないのも人間です。


 にをいがけについて、三代真柱・中山善衞様は、

「皆さんの日々の周囲を見渡してごらんなさい。風邪をひいただけ、ちょっと足を挫いただけでも、人間というものは気分が晴れないものなのであります。そんな人にでも、おさづけを取り次がせていただくのであります。また、まだおさづけの理を頂いていなければ、病院へ連れていくのと同じくらい心安く、教会へお連れさせていただいて、御守護を頂けるように親切を尽くすということ。こういう行いなら、誰しも、そういう気にさえなったならば、できないことではないのであります。また、心に悩みを持っている人の相談相手に、時にはなってみたり、考え方や暮らし方を変えて、陽気に勇んでもらう手助けも、その気になればできるでしょう。これみんな、にをいがけであり、おたすけであります。自分自身の生活態度を教え通りに実行することが最大、最強、最高のにをいがけ・おたすけ活動なのであります。(「立教145年第16回女子青年大会」より)」

 とお話しくだされました。


 新型コロナウイルスの影響を鑑みて、恒例の「全教一斉にをいがけデー」は中止となりました。出来ることも限られています。しかし、今の世情は、一人ひとりが教えと向き合い、自分自身の心を見つめ直す旬ではないでしょうか。


心明るく、自分にできるにをいがけ・おたすけにつとめさせて頂きましょう。

 
 
 

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